1959年から2000年まで製造された、イギリスを代表する名車、ミニの正式名称。日本の道路事情に合ったサイズ、愛らしいスタイリングで、今もVWビートルと並んでファンの多い輸入車の一台である。
このクルマのことを「ミニクーパー」と呼ぶ人が多いが、「クーパー」とはジョン・クーパー氏がレース用にチューンしたチューンドミニのことです。レースでの成績が良くクーパーの名前が広まったために市販車の上級グレードに名付けられました。
1959年: | 「オースチン・セブン」「モーリス・ミニ・マイナー」としてデビュー。 |
1960年: | 日本でも販売開始。当時の価格は103万円。(当時トヨペットクラウンが80万円) |
1961年: | 「オースチン・クーパー」「モーリス・クーパー」デビュー。 |
1962年: | 「オースチン・セブン」を「オースチン・ミニ」に名称変更。 |
1965年: | オプションでオートマチック・ミッション登場。 |
1967年: | Mk II(ミニ850・ミニ1000)デビュー。 |
1968年: | 社名を「BLMC」に名称変更。 |
1969年: | Mk III(BLミニ850・BLミニ1000)デビュー。 |
1971年: | 「クーパーS」生産終了。 |
1979年: | ミニ850生産終了。 |
1982年: | 社名を「オースチン・ローバー」に名称変更。「メイフェア」デビュー。 |
1984年: | 12インチホイール、ディスクブレーキ導入。 |
1989年: | 社名を「ローバー」に名称変更。 |
1990年: | 限定車として「クーパー1.3」復活。「クラブマン」「メイフェアII」デビュー。 |
1991年: | 「クーパー1.3」カタログモデルに。「キャンバストップ」登場。(日本のみ) |
1992年: | 全グレード、インジェクションモデルに。 |
1996年: | 「ケンジントン」デビュー。エアバッグ、インダッシュエアコン標準装備に。 |
1998年: | 「ケンジントン」生産終了。「ポールスミス・ミニ」限定発売。 |
1999年: | 「40thアニバーサリーリミテッド」限定発売。 |
2000年: | 全モデル生産終了。 |
2002年: | 後継車としてBMW MINIデビュー。 |
クラシカルで愛嬌のある顔。小さなボディ。私が一番好きな丸い後ろ姿。
それらは決して制作者の意図したものではなかったようですが、周りを威圧するようなデザインの多い現代の車の中にあって、ミニの姿を見ているだけで笑顔になる、そんな不思議な魅力がミニにはあります。都会の道でも、山の中の青空の下でも絵になる。
40年以上生産され、世界中の人々に愛され続けたのは、そのデザインに惹かれた人が多かったからでしょう。 車庫で待っているミニの優しい顔を見るだけで、一日の疲れも癒されます。
ミニに乗ったことのある方ならば当然ご存じとは思いますが、初めて乗る方の最初の印象はミニは決して楽な車ではないと感じるでしょう。ミニは、そのかわいらしい表情とは違い重いエンジン音、敏感なアクセルペダル、重くクイックなステアリング。普段、日本車にしか乗らない人は「なんて運転しづらいんだ」と思うかもしれません。しかし、慣れてくれば評価は一変します。最近の車は運転がヘタでも、アクセルを踏んでハンドル操作をしていれば普通に走れます。
ミニは上手に運転をすれば、ほんのわずかな手首の動きに反応して狙い通りにコーナーを曲がり、路面の状態や、車の挙動を伝えてくれます。ミニは運転することの楽しさを教えてくれます。
疲れているときはうっとうしく感じることもありますが、こちらの操作に対して、きちんと反応してくれるミニは、運転していて退屈することはありません。自動車を操縦するというより、人車一体となる感覚を味わうことができます。この辺が、決して安楽ではないミニが愛される理由ではないでしょうか。
ミニほどアフターパーツが揃っている車は他にありません。国産車と違い、今でも40年以上前の部品が供給されていますので、これから先も車を維持することに不安はありません。自分でモディファイしていく楽しみを味わってください。
現在の車に比べると足りないものだらけですが、自分好みにカスタマイズしていくことはミニの醍醐味と言えるでしょう。カスタムに決まりなどはありません。ノーマルのミニを買って、自分の個性を自由に表現しましょう。
TEL:053-542-2492
所在地:〒431-2212
茨城県:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1062-9
営業時間:9:00~19:00
定休日:不定休